施主は若い夫婦。
琵琶湖に近く、北西に山々を臨める田園に囲まれた敷地に将来的に子どもを見込んだ家族のための住宅を設計した。
近隣の農家の住宅によく見られる横長の平屋にならい、勾配屋根がかかる4.5m x 22mの細長いボリューム。
南面北面の等間隔に連続した開口からは景色と風が入り込み、どこからでも出入りが出来る。
開口をよりどころとして長手方向に壁を立てて空間を仕切り、諸室を配置した。ひとつながり天井には登り梁が445mmのピッチで途切れることなく連続していく。
敷地の南側には家庭菜園を楽しめる庭を配し、西側に駐車スペースを設けている。
時森康一郎建築事務所
三原悠子(佐藤淳構造設計事務所)
佐野明子(有限会社システムデザイン研究所)
株式会社ダイコーホーム
山内紀人